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ベンコ氏の見解では、対露関係を改善する意図を一度ならず発表したトランプ大統領は制裁問題において正しく、大統領の妨害を試みる議会は正しくない。
ベンコ氏「国民の不安を維持しようと狙いを定めた私たちの政治家は、ロシアは『お化け』に仕立てようとしている。これは全く適切でなく、米国の国益や価値観と矛盾する」との見方を示す。
友好関係の可能性を探ることが必要なのはまた、第1次世界大戦が示したように、ただ1つの間違った措置が世界大戦が始まるのに十分であるためでもあるとベンコ氏は強く主張する。
ベンコ氏は「NATO拡大はロシア政府が欧米諸国を脅威と見なす一因。ソ連への対抗というNATOの当初の使命は古びており、見直して、『ダーイシュ(イスラム国、IS)』との闘いを優先順位にする必要があると主張する時、トランプ大統領は正しい」とした上で「時代は変わる。ソ連はとっくに消えた。もうこれを受け入れる頃合いだ」と付け加える。