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岸田氏は一時、外相続投が有力視されたが、首相は党務を希望する同氏の意向を重視した。
野田氏の入閣を検討するのは、内閣支持率が低下する中、首相から距離を置く「批判勢力」を起用することで挙党態勢を構築する狙いだ。野田氏は首相が改憲案を打ち出した今年5月には「長期政権で慢心しているなら、改めなければならない」と苦言を呈している。
茂木氏は第2次政権以降、経産相や選対委員長を歴任。教育無償化や人材投資を進める「人づくり革命」は政権の看板政策となる。
防衛相には、第2次内閣発足時に防衛相を務めた小野寺五典政調会長代理を再起用し、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官、公明党の石井啓一国土交通相は留任。
党人事では、二階俊博幹事長と高村正彦副総裁の続投が内定している。
自民党は3日午前の臨時総務会で新役員を正式に決定。首相は3日中に第3次安倍第3次改造内閣を発足させる。