スプートニク日本
支持率が急低下した第2次内閣の問題点を踏まえ、内閣改造では閣僚経験を持つ議員が中心となり、実務や答弁の能力を重視された。
19閣僚のうち留任は政権の骨格となる菅氏と麻生太郎副総理兼財務相(76)、世耕弘成経済産業相(54)、吉野正芳復興相(68)、公明党の石井啓一国交相(59)の5人が留任となった。初入閣は農相に就く斎藤健農水副大臣(58)、環境相の中川雅治党参院議員副会長(70)、国家公安委員長兼防災担当相の小此木八郎党国対委員長代理(52)、沖縄北方担当相の江崎鉄磨元国土交通副大臣(73)、地方創生担当相の梶山弘志党政調会長代理(61)、1億総活躍担当相の松山政司党参院国対委員長(58)の合計6人。女性閣僚は2人。
法相に上川陽子元法相(64)、経済再生担当相に茂木敏充党政調会長(61)が就任。文部科学相には実務能力に定評がある林芳正元農相(56)が起用された。加藤勝信1億総活躍担当相(61)は厚生労働相に横滑り。五輪相には鈴木俊一元環境相(64)。
党人事では二階俊博幹事長(78)と高村正彦副総裁(75)が留任。総務会長に竹下亘国対委員長(70)が起用。選対委員長に塩谷立元文部科学相(67)が充てられた。野党と交渉する国対委員長には森山裕前農相(72)が就いている。
続報で、菅官房長官が記者会見で、閣僚の認証式が午後3時半に行われる予定を明らかにした。共同通信が報じた。
安倍晋三首相の記者会見は午後6時、その後に初閣議が午後6時45分が行われる。
また加藤勝信厚生労働相は拉致問題担当相と働き方改革担当相を兼務することが明らかにされた。