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首相官邸で記者団に「何が行われているか分からない自民党の中で、候補者が政策を戦わせ、国民とつながる場面だ。次も必ず出る」と意欲を示した。野田氏には、首相が無投票で再選を果たした2015年9月の総裁選で出馬を模索したものの推薦人20人を集められなかったため、出馬を断念した経緯がある。政権に批判的な発言をするなど、一定の距離を置いてきた。
野田氏は、立候補を目指す理由に関し「安倍首相を倒すこと(が目的)ではない。総裁選は、自民党の持つ開かれた民主主義を表すことができる、3年に1回の大きな国民に対しての約束事だからだ」と説明した。
安倍首相は野田氏の起用を決める前から、野田氏の意欲は把握していたという。野田氏は、これに先立つ記者会見でも、総裁選を念頭に「首相と適度な距離を保ち、自民党の自由さ、おうようさをもう一度示したい」と述べている。
先ほど、安倍首相の実施する新内閣の閣僚名簿が発表された。総務相は自民党の野田聖子元総務会長(56)、外相は河野太郎前行政改革担当相(54)、防衛相は再登板の小野寺五典党政調会長代理(57)。党臨時総務会では、政調会長に岸田文雄外相兼防衛相(60)が就任した。皇居での認証式を経て、同日夕に第3次安倍第3次改造内閣が発足すると共同通信が報じた。