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トヨタがマツダに5%前後を出資、マツダもトヨタに少額出資する方向で協議。電気自動車(EV)の共同開発を加速させ、両社が主力としている米国事業でも連携する。環境対応車や自動運転の開発競争激化に対応し、関係を深める必要があると判断した。
トヨタとマツダは15年5月、環境や安全技術分野を軸に包括提携することで基本合意し、EVの制御技術といった開発で協力することなどを検討してきた。両社は4日、「本日開催の取締役会で、協業・提携などについて付議する予定だ」と、それぞれ発表した。
今回の資本提携で両社は関係を強化し、トヨタは電気自動車などの技術をマツダに提供して共同開発を進める一方、マツダは開発が出遅れているこの分野でトヨタの支援を受ける狙いがあるものとみられる。