米主導の有志連合がラッカの病院に白リン弾で攻撃 メディア

© REUTERS / Rodi Saidシリア
シリア - Sputnik 日本
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米軍主導の国際有志連合がシリア・ラッカにある病院を空爆し、白リン弾を使用した。シリアの国営シリア・アラブ通信(SANA)が国際赤十字・赤新月社連盟の副代表の話として報じた。

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ラッカに住んでいるというシリアの国際赤十字・赤新月社連盟の副代表ディン・アル・アサード氏は「病院が20発の爆撃の被害を受けた。標的となったのは発電機、救急車、病院内部の部署」と述べた。

副代表によると病院にはダーイシュ(イスラム国、IS)はいなかった。病院は市内のおよそ10万人に治療を施していたという。

SANAはこれに先立ち、6月9日起きた有志連合によるラッカ空爆の際に白リン弾が用いられたと報じていた。同通信社によると、空爆の犠牲者になったのは少なくとも17人。

ダーイシュ掃討を掲げる米軍主導の有志連合は、民間人に対する予防措置を取り、国際規範に則ってシリアで白リン弾を用いていると発表。しかし、国際人権団体の「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は白リン弾仕様を批判している。

先の報道によると、シリアとイラクでの「イスラム国(IS)」に対する軍事作戦の開始以来、米軍主導の有志連合による空爆で少なくとも624人の民間人が死亡したと明らかになった。

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