トランプ氏がまだ犯していないミス5選=ハーバード大学教授

© REUTERS / Joshua Robertsトランプ氏
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トランプ大統領は就任後、外交で多くのミスを犯したが、いくつかの問題では米国にとって危険な結果を導きかねない失策を回避することに成功している。しかし、トランプ氏がこれらの危険な措置のいくつかを考慮し、内政での失敗から注意をそらすためにそれら措置を実施する可能性もある。トランプ大統領がフォーリン・ポリシー誌にハーバード大学のスティーブン・ウォルト教授が寄稿した。

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第一に、トランプ大統領による大きな間違いになるのは、北朝鮮をめぐる危機を軍事的手段で解決しようとすること。この措置は地域での本格的な戦争の勃発につながる可能性が非常に高いとウォルト氏は見る。

2つ目の危険な失策になる可能性があるのは、イランの核問題に関する包括的共同作業計画(JCPOA:Joint Comprehensive Plan of Action)からの脱退。トランプ大統領は選挙活動中にJCPOAを痛烈に批判していた。

「通常の」戦争以外に、ウォルト氏は、「貿易」戦争や保護主義的措置の乱用を警告し、世界経済に悪影響を及ぼすとの見方を示す。

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一連の軍高官が主張するようにアフガニスタン駐留軍を追加派遣すると、トランプ大統領の潜在的なミスの1つになる可能性がある。トランプ大統領は選挙活動中に中東での紛争への米国の関与に反対していたが、現在はあまり強くこの立場を保っていないとウォルト氏は見る。

最後にウォルト氏は、トランプ大統領がまだ犯していない大きな外交上のミスとして、ウクライナへの米軍派遣を挙げた。ロシアとの緊張がエスカレートする可能性があるという。

これより前、トランプ米大統領は、フェイスブックに「フェイク」ではなく本物のニュースを伝えるチャンネルを開設したと明らかになった。

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