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米ボール州立大学とトリード大学の研究チームは、政府が2010年に行った「国民健康聞き取り調査」に参加した、1万7千人以上の成人労働者のデータを分析。その結果、不安を感じる人は過去に潰瘍や糖尿病、高血圧、冠動脈心疾患を患った率が高かった。
男性、アフリカ系米国人、時給労働者そして、高校中退者や世帯収入3万5000ドル以下の人は、失業への不安が強かった。
失業を懸念する人は深刻な健康状態を経験した率が格段に高かった。回答前30日で精神疾患の症状に苦しんだ率は、職が安定していると感じる人のほぼ5倍高かった。
また、別の複数の調査によると、健康状態の改善が仕事の状況や所得の改善につながらない。これは、解雇の不安が健康悪化をもたらすことを示唆する。
先ほど、米国の研究チームが、精神的なストレスの人体への影響についての長く広まっている見解を裏付けた。研究によると、人体の病気40%以上が精神的なストレスを感じた後に進行し始める。