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ある米外交官はトランプ氏の発言について、国務省職員の大量解雇につながる可能性があると指摘し、「言語道断だ」と述べた。
また別の職員は「ポリティコ」の取材に対し、トランプ氏の発言は多くの人々の自信を喪失させたと語った。
「この発言には皆がただただショックを受けている。信じられないほど幼稚で近視眼的な発言だ。職務についている我々職員すべてに対する恐ろしいシグナルとなる」とこの職員は述べている。
ニコラス・バーンズ元米国務次官(政務担当)は、トランプ氏の発言は「恥ずべきものだ」とし、トランプ氏は自らの発言でプーチン氏の米外交官に対する悪意ある扱いを正当化している、と説明している。
トランプ氏は10日、ロシアが米外交官ら755人を追放する方針を発表したことに対して、「米政府の人件費の節約につながる」と述べてプーチン氏に感謝の意を表明した。「ポリティコ」は、この発言が冗談なのか真剣なものなのかについて、トランプ氏は何の示唆も示していないと強調している。