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北朝鮮が米グアムへのミサイル打上げ計画を8月中旬までに完成させるとしており、日本政府はミサイルの国内落下を想定し、迎撃態勢を整えている。
展開先は島根、広島、愛媛、高知にある陸自駐屯地。
日本のミサイル防衛(MD)システムは、海自イージス艦に搭載の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)とPAC3からなる。
小野寺五典防衛相は、ミサイル発射の場合は安全保障関連法に基づき、集団的自衛権の行使を可能にする存立危機事態と見なされる可能性もあるとし、島根県や四国沖にイージス艦を派遣するかもしれない。
ミサイル迎撃には破壊措置命令が必要で、今回PAC3を展開した駐屯地でも対応できるよう政府は発令した。
NHKによるとさらに、海上自衛隊がイージス艦を日本海に配置。警戒と監視にあたっている。イージス艦は大気圏外のミサイルを捉えられる高性能レーダーを持ち、ミサイルを撃ち落とす。
今週、米国と北朝鮮は数度にわたり激しい舌戦を交わした。トランプ氏は8日、「世界が見たことのない炎と怒り」で金党委員長の行動に応えると約束。これを受けて北朝鮮国営の朝鮮中欧通信は、朝鮮人民軍が米軍の軍事施設に先制攻撃を加える能力があることを示すため、グアム島へのミサイル発射計画を策定していると報じた。
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