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同通信では「金氏は、米国の帝国主義者らは無謀な軍事対立で自らの首に縄をかけたと述べたが、ヤンキー達の愚かな振舞いをしばらく見守る意向だ」と伝えている。
金氏は米国に対し「このような局面となった状態から生じる全てのプラスとマイナスを明晰な思考で計算し」、現状は双方にとって好ましくないことを理解するよう助言を与えた。そして、緊張を緩和し「軍事衝突を回避するため、米国は(中略)挑発をやめて我々をそっとしておくべきだ」と発言した。
また同氏は、米国がこの助言に従わないのであれば、「ミサイル『火星』が彼らの喉元を掴むという偉大な歴史的瞬間が訪れることになる」と述べ、軍に対し「党命令に応じて何時でも戦闘に突入できるよう、常に発射態勢を整える」ことを命じた。
朝鮮半島情勢は、北朝鮮と米国の激しい声明の応酬によって過熱している。北朝鮮は、米アンダーセン空軍基地やアプラ海軍基地があるグアムに向けて弾道ミサイルを発射すると発表した。一方のトランプ米大統領は、北朝鮮の金委員長が「グアムに何かしようものなら、前代未聞の事件が北朝鮮を襲うだろう」と述べた。
先の報道では、北朝鮮の金正恩最高指導者は、攻撃の決定を下した場合にはいつでもこれを可能な態勢に整えておくよう軍隊に指示した。