スプートニク日本
「ポクロンスカヤがここ数カ月にわたって展開している映画『マチルダ』の根絶戦争は、しだいにプーチンの取り巻きのエスタブリッシュメントを相手に戦う戦争へと発展している。」ヤコヴェンコ氏はブログにこう記している。
「ポクロンスカヤの行動は固定箇所から外れてしまった軍艦の大砲のようなものだ。砲手の命令に従わなくなり、船上をあちらこちらに転がっては器物を破壊し、方向構わず弾を放っている。大砲の口径は大した大きさではない。だからプーチンの船を彼女が破壊することはない。」
さらに規模は桁外れとはいえ、同様の「固定を外れた船の大砲」の比喩がぴったり当てはまるのが朝鮮民主主義人民共和国の金正恩氏だとヤコヴェンコ氏は指摘する。金正恩氏の行動は日増しに予測とコントロールの不可能度を高めている。
「ポクロンスカヤは小型口径だから現段階ではロシア文化の範囲内で悪さをしてもお咎めはないが、若いキムのほうは惑星全体に害を及ぼそうとしており、地球の自然の本質的な一体性に気づこうともしていない。」
ナタリア・ポクロンスカヤさんはロシアのアレクセイ・ウチーチェリ映画監督の『マチルダ』に異議を唱え続けていることで知られている。ポクロンスカヤさんは映画に描かれるロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世がロシア正教会が聖人として認めた皇帝のイメージとは一致していないと主張している
映画の主人公は帝政ロシアのバレリーナ、マチルダ・クシェシンスカヤで、彼女に未来の皇帝ニコライ2世が恋をするという筋書き。映画『マチルダ』は10月25日に一般公開される。
先の報道によると、ロシア下院のナタリヤ・ポクロンスカヤ議員は、結婚しようと思っていた男性と別れたことを認めた。