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今年の演習は21日から31日までの日程で米軍からから1万7500人、韓国軍からおよそ5万人が参加する。コンピューターシミュレーションで戦時の動員能力の向上を目指すとしている。
聯合ニュースによると、米韓は昨年に続き、北朝鮮の核・ミサイル施設を先制攻撃する内容の「作戦計画5015」を演習に反映。米韓は北朝鮮による核ミサイル攻撃の兆候を3段階に分け、段階別の先制攻撃計画を立てており、これに沿った訓練が行われる見通しだ。共同通信が報道した。
米軍高官の相次ぐ訪韓は、米韓同盟の結束を北朝鮮に誇示する他に、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備を急ぐよう韓国の文在寅政権に要求する狙いもありそうだ。共同通信が伝えた。
北朝鮮は20日、米韓合同演習について「火に油を注ぐように情勢をさらに悪化させる」と強く非難した。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、米国のグアム島周辺に向けた弾道ミサイルの発射計画の報告を受けた際、「米国の行動をもう少し見守る」と述べ、トランプ政権の出方を見極める姿勢も示している。