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ロシア連邦捜査委員会のスヴェトラーナ・ペトレンコ公式報道官は記者団に対し、「ロシア捜査委員会特別重大事件捜査総局は、2011年から2014年にかけて『プラットフォーム』プロジェクトへ割り当てられた少なくとも6800万ルーブルを横領した容疑で、モスクワ劇場『ゴーゴリ・センター』のキリル・セレブレンニコフ芸術監督を逮捕した」と発表した。
同報道官によると、捜査当局はセレブレニコフ容疑者を起訴するとともに、強制措置の選択も行う予定。
今年5月には、セレブレンニコフ監督が設立した劇場グループ「第7スタジオ」の国家財産横領事件に関し、「ゴーゴリ・センター」劇場とセレブレンニコフ監督の自宅で立入捜査が行われた。捜査情報によると、ロシア文化省は「第7スタジオ」に約7000万ルーブルの資金を割り当てていた。捜査当局の見解では、容疑者は戯曲『真夏の夜の夢』上演に関する虚偽書類を用いて、これらの資金を横領したとされている。