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「ついでながら皆さんにお知らせしたいことがある。ちょうど本日、新しい先行社会経済発展区をクリル諸島で創設する決定に署名したところだ」と、首相は発言した。
この「南クリル」発展区では、クリル諸島の漁業分野事業、インフラ、建設業を発展させていく予定。
これより前に極東開発省は、「南クリル」発展区の事業として、魚加工を行う「オストロヴォイ・ルィバコンビナート」社より最初の事業申請があったと発表していた。この事業では同社工場に、廃棄物を出さないハイテク生産設備を設置する計画で、これにより最大15億ルーブルの年間売上が見込まれるという。
製品はロシア国内市場のみならず、日本や中国、韓国にも輸出される。同社では、日本企業と共同で栽培漁業を発展させることも計画している。
「南クリル」発展区の枠組ではこの他にも、色丹、国後、択捉の各島で共同経済活動に関する様々な事業が提案されている。