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同紙によると、旧KGBのテロ鎮圧作戦部門での勤務経験がある職員約10名が今年2月、平壌に招聘されたという。北朝鮮側は、金正恩氏の身辺を警護する護衛要員の訓練のほか、テロの事前察知と鎮圧や防諜活動に必要な教練を依頼した。
同関係筋は、北朝鮮の官僚は特に、金指導者を米最新兵器による暗殺から守ることに強い関心があると明かしている。
これより前、北朝鮮の大きな不安を煽っているのは、米国の無人攻撃機「グレイ・イーグル」や、米軍および中央情報局(CIA)による北朝鮮内諜報活動組織計画であると同紙は指摘している。5月初、北朝鮮の国家安全保障省は、米CIAと韓国の諜報機関が、ある種の生化学物質を使って北朝鮮の金正恩指導者の暗殺を企てたと発表した。
この計画を企てた中心人物として、韓国国家情報院の李炳浩院長と情報院の一部門長を務める人物、韓国情報機関の職員、中国青島の貿易会社「Qingdao Nazca」社長らの関与が挙げられていた。