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同報道官は、日米の声明に対するコメントで「絶え間なく実施している合同軍事演習や止むことのない軍事圧力の強化が最終的にさらなる安全保障の一助となったのか否かを日米両国は考えたことがあるのかどうか、我々にはわからない。このような悪循環の中、朝鮮半島核問題の平和的解決への扉は近いものとなったのか、それとも遠ざかったのか、両国はどのように考えているのだろうか」と疑問を投げかけた。
唯一可能な解決策は対話であり、これによって「継続されている核実験やミサイル発射、軍事演習といった悪循環」を断ち切ることができると同報道官は主張する。
「朝鮮半島問題は非常に複雑であり、圧力や制裁で根本的な解決には至らないことは、経験上わかっている」(華報道官)
なおロシア外務省の見解も、これに似ている。
これより先にリャブコフ外務次官は、「我々としては傾向はエスカレートしていると思う。実施された演習は当初のシナリオに比べれば多少『内容を軽くしたパターン』であったにせよ、朝鮮民主主義人民共和国が新たな発射という煽動に出た観点から見れば、ある種の役割を演じてしまった。我々は今、全体の状況がどう進展するのか、これに北東アジアの安全保障状況がいかなる反響を被ることになるのか、極めて深く憂慮している」と語っている。