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同紙によると、サメ認識ソフトを開発したのはシドニー技術大学。同大学はビーチの航空写真上でニューラルネットワークを学習させた。研究者らによれば、人間が航空写真でサメを認識できる確率はわずか20-30%。一方でニューラルネットワークは90%の精度でサメを見つけることができ、サメをそれ以外の海洋生物、人、ボートと混同することもない。
ビーチをパトロールし、撮影した航空写真を認識用人工知能に送る役割を果たすのはドローン。ドローンはシドニー技術大学がリトル・リッパー・グループ社と合同で開発した。ドローンには音響システムが搭載されており、サメを発見するとビーチにいる市民に警戒音でそれを知らせる仕組みとなっている。ドローンは溺れる人を助けるための救助用いかだや緊急サイレン発信機など有用な貨物も載せるほか、将来的にはサメを威嚇する特殊な薬剤の散布も行う。現在、ビーチにサメが入らないように海には網が張られているが、エコロジストらはこうした網は自然界には害をもたらすと認めてはいない。
豪州のトロンガ動物園の調べでは、豪州では昨年2016年、サメが人を襲ったケースは26件報告されている。そのうち2件は死者が出ている。