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今回起きた太陽フレアのX線強度はX等級の9.3とされ、観測史上5本の指に入る規模の大爆発となった。なお前回の太陽フレアは2005年9月7日に確認されていた。
同研究室のセルゲイ・ボガチョフ氏によると、この記録的な爆発は、地球の無線通信に障害を及ぼし、モスクワの緯度でオーロラを発生させるほどの規模だという。
地球に起こり得る現象については、同氏は「すべての太陽フレアが地球に影響を与えるわけではないが、今回の爆発は太陽面の中心付近で発生したことがわかっているため、ざっと見る限りでは何らかの影響があるだろう。爆発規模は大きく、中心に近い場所で起きていることから、何の影響もないとは考えられない」と見解を述べた。
しかしながら、今回の爆発の結果生じる現象は、現時点では正確に予測できない。