スプートニク日本
所長は「太陽フレアにより、欧州と米国ではすでに通信の質が悪化した」と伝えた。
ガイダシ所長はまた、慢性疾患を持つ人々は磁気嵐によって9月7日に体調が悪くなる可能性があると警告した。
さらに地球に向かって飛来する陽子(プロトン)の流れが、放射線量をわずかに増加させる可能性もあるという。
また学者たちは現在、太陽コロナ中の物質が、地球の方向へ放出されたか否かも調査している。もし地球の方向へ放出されていた場合、9月8日から9日にその影響が出るという。
モスクワ宇宙クラブのイワン・モイセエフ会長は、通信社「スプートニク」からの取材に対し、太陽フレアの影響で軌道上の宇宙機器や、GPSを用いた人工衛星、宇宙機の活動にも一時的な障害が発生するほか、短波通信障害、送電線にも乱れが生じる危険性を指摘している。
なお学者らは、この出来事が世界の終末を引き起こすことはないと指摘している。地球上では、磁気嵐を含む顕著な「副次的影響」が生じる見込み。
Two solar flares were released by the Sun this morning, one of which was the most powerful flare recorded since 2008 https://t.co/XpSiMdU159 pic.twitter.com/oYgptLJKyj
— NASA (@NASA) 6 сентября 2017 г.