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ホワイトハウスの文書には、現在の禁輸期限は9月14日に切れることから、トランプ米大統領はさらに1年延長し、2018年9月14日までとすると発表したと記載されている。
米国とキューバは2014年末、段階的な関係正常化の開始を宣言していた。2015年7月、両国は外交関係を再開し、続いて一連の二国間合意が結ばれたものの、米議会が発動した対キューバ禁輸措置だけは解除されていない。2016年、オバマ氏は米大統領としてほぼ90年ぶりにキューバを訪問。オバマ前大統領は辞任を目前に控えて、ビザを取得せずに米国内に居住するキューバ人に対して滞在許可書を発行する政策、いわゆる「ウェット・フット(濡れた足)」「ドライ・フット(乾いた足)」を廃止していた。
6月、トランプ大統領はオバマ前大統領がキューバとの関係正常化を図ったことを「誤り」と批判していた。ホワイトハウス内は米国はキューバに対する禁輸を維持し、国連およびほかの国際組織が行う禁輸廃止の呼びかけに異議を唱えた。
米国務省は、24日、在キューバ米国大使館の職員らが音響兵器による攻撃を受け、犠牲になった人は少なくとも16人に上がると発表した。