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フィリップ・クロワゾン氏は2010年、四肢を失った人として初めてフランスと英国の間のイギリス海峡を泳いで横断することに成功したことで有名。クロワゾン氏がルーアン発パリ行きの列車に乗っていると、切符確認をしていた車掌が近づいてきた。ニュースサイト「Local」が報じた。
クロワゾン氏が車椅子に乗っており、四肢がないことは明らかだったにも関わらず、車掌は「障害者手帳」提示を要求。フランスでは手帳を持っている人は、割引券を買う権利を有する。
同じ車両に乗っていた他の乗客が不満をあらわにすると、車掌はクロワゾン氏から離れていった。
クロワゾン氏はしかしツイッターで車掌を擁護し、車掌の1日が悪い日だったり、疲れていたのかもしれないと理解を示した。
クロワゾン氏は以前、製鉄所で働いていたが、1994年に自宅で感電して四肢を切断した。
Quand un contrôleur SNCF exige au sportif Philippe Croizon, amputé des quatre membres, sa carte d’invaliditéhttps://t.co/gNtYKOjB9c pic.twitter.com/9iRL2NIFvP
— Nice-Matin (@Nice_Matin) 25 сентября 2017 г.
先の報道によると、ロシアのバレーボール・クラブチーム「ファーケル」のアレクサンドル・キメロフ選手は、ロシアの格安航空会社「パベーダ」の旅客機から「自分の席に座らなかった」ことを理由に降ろされた。