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それによると、火災はすでにかなり弱まっているが、単発の爆発はまだ続いている。火災が最終的に消し止められたあと、工兵部隊が弾薬の撤去作業に取り掛かるという。
26日夜にヴィーンヌィツャ州の弾薬庫で弾薬が爆発し、火災が発生した。2人が負傷し、周辺の村からは3万人以上が避難したが、28日になって村人らは徐々に戻り始めている。
ウクライナの複数のメディアによると、弾薬庫にはミサイルや多連装ロケットシステム「スメルチ」「ウラガン」「グラード」が保管されている。またウクライナ国防省によると弾薬庫には8万3千トンの弾薬が保管されており、そのうち63トンは使用可能な状態だという。
先にSNSで、火災は破壊工作の結果により発生したとの情報が広まった。だがウクライナ軍事検察庁のアナトリー・マティオス長官はこの情報を否定した。マティオス氏はまた、捜査の結果、同国国防省が指摘していた爆発装置を輸送できる無人航空機の情報は確認されなかったと発表している。
これより前、在ジュネーブ国連ロシア政府代表部が、クリミア半島で人権と国際法が侵害されているとする国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報告書にコメントした。