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「ローカル」の報道によれば、「実験は仏最大の消費者保護団体「ク・ショワジール(Que Choisir)」からの要請で行われたもので、対象になったのは大企業のブランド商品も含め21種のリップクリーム。その結果、10本からは発がん性物質が見つかった。
リップクリームの数本からは炭化水素を多く含んだ鉱物油が発見された。こうした油は人体組織に入った場合、リンパ腺や肝臓の炎症を起こしかねない。実験を行った科学者らは、唇に塗られるリップクリームはその大半が体内に取り込まれやすいため、その成分にこうした物質を使うことは極めて危険だと警告を発している。
薬用リップに限らず、食品の中にも一般に体に良いと考えられていても、特に定期的に摂取している場合に逆に作用するものがある。これについて、テレグラフ紙は英国の著名な食事療法の専門家シャーロット・スターリング=リード氏と研究グループへの取材をもとに報じた。