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サウジアラビアのマジダ・アブラス国連環境大使はスプートニクのインタビューに対して、「送り迎えで稼いでいた運転手の数は将来的に大きく減少するだろう。すぐとは言わないが、徐々に他の職業に移る必要がある」との見方を示した。これらの運転手はサウジアラビアの女性のスケジュールに大きく影響を与えていたほか、彼らのサービスが多くの家庭にとって重荷になっていたとアブラス氏は指摘する。
勅令は2030年までの経済改革を目指す計画「ビジョン2030」の枠組によるもの。同国では近年、女性の社会や職業における役割に関する多くの法令が採択されている。
サウジアラビア諮問会議経済委員会のウサマ・クルディ氏はスプートニクに対して、「ビジョン2030は経済だけでなく国の社会生活全域に関係する。また、女性による車運転許可がサウジアラビア全体の経済に良い影響を与えると見ている」との見解を示した。
先の報道によると、サウジアラビアをミニスカートで歩き回っていた様子を撮られてしまった女性が釈放されたということだ。