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3氏はレーザー干渉計重力波望遠鏡「LIGO(ライゴ)」を共同開発し、重力波の検出に貢献した。
重力波の存在は100年前にアインシュタインが予言していた。LIGO検出器は2002年にソーン氏、ワイス氏、そしてロナルド・ドレーバー氏が練り上げた設計に従って建設された。
「LIGO」は、約20カ国の1000人以上の研究者が協力するプロジェクトとなった。プレスリリースでは「皆で一緒に彼らは大勢の研究者たちの50年来の夢を実現した」と述べられている。
当初LIGOは「アインシュタインの時空の振動(重力波)」を観測できず、その後、運用が停止された。研究者たちはLIGOの刷新に4年を費やした。
その努力が実り、2015年9月、研究者たちは2つのブラックホールの合体(合体後には太陽の約53倍の質量を持つブラックホールとなった)によって発生した重力波を検出した。
共同通信によると、授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金900万クローナ(約1億2400万円)の半分がワイス氏に贈られ、残りを2氏が等分する。
先ほど、2017年のノーベル生理学賞の受賞者の名前が発表された。