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この匿名関係筋は「北朝鮮が新たな挑発行為の準備をしている可能性について、我々はいかなる兆候も認めていないが、警戒度を高めて監視している」と説明した。
北朝鮮の動向には、米韓両国があらゆる機器を駆使して監視を行っている。一例として、偵察機のU-2SやRC-800(金剛)、戦闘偵察機のRF-16、早期警戒管制機E-737、哨戒機P-3Cなどを投入して警戒にあたっている。
海上ではレーダーSPY-1Dを備えたイージス艦が出動し、地上でも弾道ミサイル早期警戒レーダーのグリーンパインが運用中。これらのレーダーは、北朝鮮からミサイルが発射された場合2分以内の探知することが可能だ。前述の軍関係筋は聯合ニュースに対し、国防部と合同参謀本部が「有事発生時には直ちに対応作戦をとるため」万全の態勢を備えていると話したが、具体的な作戦内容については明かさなかった。
北朝鮮国連大使は6日、軍縮を議論する国連総会第1委員会で、「核兵器の完全廃絶という点には賛同する」としながらも、米国が核禁止条約を拒絶している以上、北朝鮮もこの条約に参加せず「核戦力強化から1インチもひるまない」と核開発の継続を正当化した。
一方、米国ではトランプ大統領が7日付のツイッターに、北朝鮮問題で有効な手段は「一つだけ」と投稿しながらも、具体的な言及はしていない。