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最新の大規模な世論調査によると、健康的な生活様式のトレンドセッターと見なされる米国に住む健康的な人々30%は、動物が火を恐れるようにグルテンを怖がっている。
グルテンにまつわる話を全て鵜呑みにすべきだろうか?
そもそもグルテンとは、穀物に含まれる網目構造のたんぱく質である。
グルテンは例えば、生地をふんわりと、もちもちしたものにするため用いられる他、肉製品の密度を高め、構造をより良くするために使われる。
ただ、このたんぱく質が体内では溶けにくいのだ。
グルテンを含む食品を乱用すると、小腸が詰まる可能性がある。小腸は食品から栄養を吸収する主な機能を果たす。
だが医師によると、摂取量をわきまえている健康的な人にとってグルテンはそれほど恐ろしくない。しかし、一定の疾患を持つ人は穀物に対して慎重であるべきだ。
そうした人にとって最も有毒なものは、小麦、ライ麦、大麦のグルテンだ。 最も毒性が低いのは、米、キビ、トウモロコシのタンパク質だ。
グルテンを含む食品はパンにケーキやタルト、パスタ類だ。また、ビールにも豊富だ。さらに、グルテンはチョコレートや乳製品、ソーセージやカニカマ、ベーコンなどの加工品、マヨネーズにケチャップなどにも見つけることができる。