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バルト連邦大学のロシアの学者たちは「2012 ТС4」の動きをシミュレートし、地球に接近する軌道を動画で示した。
10月12日に地球に接近する「2012 ТС4」は小型の小惑星で、直径はわずか約13メートル。そのため地球に最接近する時も、観測するためには強力な望遠鏡が必要となる。
「2012 ТС4」は、12日午前6時42分に地球まで約5万キロの距離まで接近する。これは宇宙の基準ではかなり近く、例えば、月と地球の距離はその7倍だ。
これほど地球の近くを通過する天体は少ないため、このような接近は毎回注目される。
実際にこのような出来事は様々な結果を引き起こす可能性がある。たとえ小さな小惑星だとしても、急速な速度により町全体を大きく破壊する恐れがある。例えば2013年2月、ロシアのチェリャービンスクに2012 ТС4と同じような大きさの隕石が落下した。
К Земле приближается очередной астероид с прозаическим именем 2012 TC4. 12 октября он пролетит в 50000 км от Земли — https://t.co/BNd1I7yzXw pic.twitter.com/mamWkM00lU
— Большая Вселенная (@biguniverse_ru) 11 октября 2017 г.
幸いなことに現代の天文学者たちは潜在的な「望まれない客」たちすべてを注意深く監視している。また今回ロシアの学者たちの見解は不安を呼び起こすようなものではなく、落下の心配もなければ、衝突の可能性もごくわずかで数百万分の1未満だという世界的な見方とも一致している。
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