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ザハロワ氏はフェイスブックで、「CNNの論理によれば、ポケモンのゲームをプレーするなかで黒人は、自分はどういう市民的立場を占めているかを定義していることになる。このような稚拙な論法でCNNは現代米国社会での人種問題の発生を説明しようとしているのだ。またしても悪いのはロシア人、そしてロシア人に操られたポケモンというわけだ」と述べた。
先に米CNNは、ロシアがいわゆる「米国の国内情勢に影響を与える」目的で、SNSだけでなく動画投稿サイト「ユーチューブ」や人気ゲーム「ポケモンGO」も利用していたと報じた。
それによると、問題となったのは、白人警官による黒人の射殺・暴行事件に抗議する運動のキャンペーン「Don't Shoot Us(私たちを撃たないで)」。このキャンペーン名義のアカウントはSNSのフェイスブック、インスタグラム、ツイッター、ウェブログサービス「タンブラー」、動画投稿サイト「ユーチューブ」で登録されていた。キャンペーン主催者は、これらのプラットフォームを利用して黒人に対する白人警官の数多くの暴行事件を思い出させようとしていたと伝えられている。
またCNNは、ユーチューブに投稿されたキャンペーン動画には全て、ウェブサイト「donotshoot.us」(米イリノイ州登録)へのリンクが貼られ、このサイトからはウェブログサービス「タンブラー」のアカウントへ誘導されており、ここで「ポケモンGO」を使ったコンテストの開催案内が2016年7月に行われたとしている。
コンテスト参加者は警官による暴行事件のあった場所に集合する旨を案内され、見つけたポケモンには事件で犠牲となった黒人の名前を付けるよう促されたという。