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2016年2月、セントルイス市の陪審員はJ&J社に対し、アラバマ州バーミンガム市の元住民で2015年10月に死亡したジャックリン・フォークスさんの親族に7200万ドルの賠償金の支払い請求を命じていた。フォークスさんの遺族は、フォークスさんがガンに罹患したのは35年間以上にわたり、滑石が使用されたジョンソンエンドジョンソンの赤ちゃん用タルカムパウダーを使い続けていたことが原因だったと主張していた。
ところが17日、ミズーリ州高等裁判所は陪審裁判の判決を無効とする判決を下した。ミズーリ高裁は被告の企業が別の州に登録されている場合、その州以外の場所で裁判が行われてはいけないという米最高裁判所の規定に基づいて判断を下した。
J&J社の代表は、判決に満足の意を示し、ミズーリ州以外の住民の原告による訴えにも同様にあらがい続ける姿勢を示している。