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米兵士の知能を高める装置がつくられる

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カナダのマギル大学とHRL研究所が、人間の学習能力を高める装置をつくった。同プロジェクトには、米国防高等研究計画局(DARPA)が資金提供した。デイリー・メール紙によると、脳を電気刺激するこの装置は、知能を40%向上させるという。

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経頭蓋磁気刺激法では手術をせずに頭部に電極が取り付けられるため、多くの人にとって受け入れやすい技術となっている。

デイリー・メール紙によると、開発された装置では、様々な認識知能(記憶、注意力、意思決定)を司る大脳半球の前頭前皮質に作用する直流が使用されている。これによって脳のさまざまな領域間の接続性が高まり、より学習速度を速める。

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この装置はサルで実験された。サルたちは目印をつかって食べ物のある場所を判断した。サルが目印と食べ物の関係を見定めるのを学ぶまでに22回かかった。一方、直流刺激後はわずか12回で学んだ。

研究者らは、刺激を使った方法が米食品医薬品局(FDA)によって承認され、2022年までに軍を含め幅広く使用されることに期待している。

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