ロシアが米国に警告 外交官の私有財産への煽動行動に報復ありうる

© 写真 : Eugene Zelenko / Consulate-General of Russia in San Francisco在サンフランシスコロシア領事館
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ロシア外務省のリャブコフ次官は25日の声明で、米国にあるロシア公館に対して米国がとった煽動的なアプローチに対してロシアも報復措置をとりうると警告した。

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これより前、ワシントンにあるロシア大使館は、閉鎖された在サンフランシスコロシア領事館に保管されていた文書はロシア側に引き渡されたものの、ロシア側が自ら建物に入って文書の収集を行うことが許可されなかったのは国際法に違反すると主張していた。ロシア大使館は領事館の保管する文書とはいかなる場合も、その場所の如何に関わらず不可触のものであると指摘している。

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リャブコフ外務次官は記者団に対して「米国側がこのデリケートな分野で常にとってきている煽動的なアプローチと手法を見ると、米国は自国の領事館や公館も同じような目に遭遇してもよいと心の準備ができているのだと思えてしまう」と答えた。

リャブコフ外務次官は、ロシアは「米国にこうした類のことは忘れられることはないと警告しておく」と語っている。

露米間の外交スキャンダルは開始からすでに1か月以上にわたって展開されている。はじめは9月2日、米国はサンフランシスコにあるロシア領事館、ワシントンとニューヨークにある通商代表部の建物を閉鎖した。米国側はこの措置を、ロシアが駐露米国人外交官の数を駐米ロシア人外交官の数(およそ750人とされている)と釣り合わせるために削減する決定をとったことへの報復措置としている。

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