国連報告者、ロヒンギャ「民族浄化」で反人道罪も

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ミャンマーの人権状況を担当する国連特別報告者の李亮喜氏は26日、ニューヨークの国連本部で記者会見で、ミャンマーでのイスラム系少数民族のロヒンギャ迫害問題に関して「人道に対する罪となる寸前であり、民族浄化の顕著な特徴がある」と強い懸念を表明した。共同通信が伝えた。

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李氏は、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相の迫害に対する対応が消極的だとして「とても失望している」と指摘した。国連安全保障理事会がミャンマー政府によるロヒンギャに対する軍事行動を停止させる強力な決議を採択すべきだとの考えも示した。更にミャンマー政府と軍事的、経済的につながりが深い中国政府がミャンマー軍の軍事行動を停止させるため、影響力を行使すべきだと語った。

米政府も迫害を、ミャンマー政権側による「民族浄化」だと宣言することを検討しているとされ、ミャンマー政府が迫害問題解決へ消極的な姿勢を続ければ、国際社会との溝が広がるのは必至の情勢となっている。

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