日本の第2次調査団 南クリル諸島に到着 養殖、温室、ゴミ処理の可能性を視察

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日本の官民調査団が27日午前、チャーター船「えとぴりか」に乗って南クリル諸島のクナシル島に到着した。一行は長谷川栄一首相補佐官を団長とする67人。

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サハリン州経済発展省は現在、一行の入国手続きが行われていることを明らかにしている。

同省によれば、調査団はこれから5つのグループに分かれ、それぞれの項目についての調査を行う。長谷川首相補佐官他21人は海産物の養殖について、21人は観光、農業分野に7人、エネルギーに9人、固形の生活ゴミの処理に8人がそれぞれ入る。
27日、一行はクナシル島で海産物の養殖が計画されている湾を視察し、養殖工場、海産物加工工場、ゴロヴニノ村の風力発電所、ユジノクリルスクのディーゼル発電所、野菜の通年生産用の温室建設地、固形生活ごみ捨て場、ゴロヴニン火山のカルデラを見学する。
その後、ユジノクリルスクでサハリン州および地元実業界の代表らも加わった作業グループの会議が行われる。

翌28日は、一行はイトゥルプ島へ移動し、クナシル島のコースと同様、施設、温室、風力発電所、ホテル、和食レストランの建設予定地、湾にある養殖場を視察したあと、作業部会の会議を開く。

日曜も同様の視察、会議を今度はシコタン島で行い、月曜はすべての結果を総括する会議をサハリン州、地元実業界代表らを交えて行い、日程を終了する。

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