米補佐官、正男氏殺害「テロ」と非難 北朝鮮がテロ支援国家に指定か

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マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は2日、ホワイトハウスでの記者会見で、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩最高指導者の異母兄である金正男氏が2月にマレーシアで殺害された事件が「明らかにテロ行為に該当する」と非難し、北朝鮮をテロ支援国家に再指定するか近く方針を表明する考えを示した。共同通信が伝えた。

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テロ支援国家に指定されれば金融制裁などの対象となる。先に、米財務省が北朝鮮に対する制裁に関して新たにリストを作成したことが明らかになった。

マクマスター氏は「神経剤を使い、公共の場で兄を殺害した手法」はテロ行為だと非難した上、再指定の可能性について「全体状況を見て検討している」と語った。

また北朝鮮の核・ミサイル開発は「全世界への脅威だ」と非難し、「残された時間は多くない」として、北朝鮮に核放棄を迫るためトランプ氏がアジア歴訪で「より多くの貢献」を各国に求める考えだと話した。

北朝鮮は大韓航空機爆破事件の翌1988年にテロ支援国家に指定されたが、核問題を巡る6カ国協議議長国の中国に核計画申告書を提出したことを受け、ブッシュ(子)政権が2008年10月に解除した。

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