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2日、スペインの裁判所は州政府の幹部8人の身柄拘束を命じた。プチデモン前州首相と前閣僚4人はベルギー首都ブリュッセルに滞在しており、出頭命令に応じなかった。3日、スペインはプチデモン氏に対する欧州連合(EU)共通の「欧州逮捕状」を発行すると見られている。
プチデモン氏の弁護士は「プチデモン氏はスペインにおける基本的権利の不遵守、特に、スペインで自身の司法プロセスが公平ではあり得ないことに依拠し、引渡しを阻止する可能性がある」と明らかにした。
ラジオ局「Premiere」が先に指摘したところ、スペインはプチデモン氏を反乱罪で起訴する可能性がある。反乱剤は最高30年の禁固刑を科され、それはベルギーへの亡命認定を支持する論拠になる可能性がある。ドイツのRTLテレビによると、ベルギー・フランデレン地域のナショナリズム的政治家がカタルーニャ政府の支持を表明しており、同地でプチデモン氏の亡命が受け入れられる可能性がある。
一方、ベルギーの閣僚の1人であり首相と同じ党「改革運動」に所属するマリー=クリスティーヌ・マルゲム氏は、プチデモン氏がベルギーに亡命を申請すれば検討されるが、スペインでは氏に対する生命や身体を脅かす脅威がないことから、具体的な効果は見込めないと述べた。
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