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人民日報が公開した論文は「党員の養成は政治的基準を証明(中国共産党第19回党大会の精神を綿密に研究し、プロパガンダし、実現)しなければならない。」と題された。論文のテーマは、真の党員はどうあるべきかというもの。陳氏は、一部の高官が「道徳的に腐敗し貪欲になった」としたうえで、その政治的信念と世界観が「正しい道から外れた」と指摘した。
「マルクス・レーニン主義を信じず、精霊や神々を信じているものがいる。彼らは理想を信じず、呪いを信じる。彼らは人民を敬わず、何らかの導師を敬う。共産党が幻想だと考え、社会主義の勝利を信じなくなってきて、退廃的イデオロギーに倣っているものがいる。一部のものは西方の理想、多党制などを信奉している。」
陳氏は、党員の選抜の際には「彼らの理想が正しいもので、その信念が確かなものかを念入りに調べる」必要があるとしたうえ、「党の仕事を信奉しないものや、信じているふりをしているものを採用してはならない」と強調した。陳氏によると、党員の選抜のためのもっとも重要な基準は、中国の特殊性を持った社会主義の道を進む固い決意である。
サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、中国南東の、キリスト教が多く住む貧しい地域で最近、貧困対策の一環で地元政府が「宗教的信仰を党信仰に変える」よう呼掛けている。住民たちにはキリストの像や十字架を家から撤去し、その代わりに習近平国家主席の肖像画をかけるよう提案された。当局の見解では、この措置は貧困対策の助けになるはずだ。地元当局によると、ユガン地区で住人の「心の氷に火をつけ」、彼らが「神を信じることを止めて、党を信じるようになった」ほど彼らを変えることに成功した。報告書によると、ある居住区の住人600人が「自発的に」宗教的な本や絵を断ち切り、それに代わり、習主席の肖像画453枚を壁にかけた。