ロシア 外国メディアを「外国エージェント」と認定するための改正法案 上院でも可決

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ロシア連邦議会(上院)で22日、外国メディアを「外国のエージェント(諜報員)」として登録することを認める改正法案が可決した。採決結果は賛成154票、反対0票、棄権1票だった。

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この外国メディア用の外国人エージェントに関する改正法案は下院で15日に審議入りし、同日中に可決していた。この法律に従い、ロシア司法省は外国のあらゆる情報提供組織をメディアと認定し、このメディアが外国から資金を得ている場合は「外国エージェント」に指定することができる。

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この改正法案はロシア立法手続きに従い、大統領の署名を以て成立し、施行される。

「外国エージェント」という言葉には、「諜報員」や「秘密情報機関員」の意味がある。ロシアでは2012年、外国資金を受けて活動を行っている外国NGOなどを「外国エージェント」に指定し、活動内容などの報告や審査を受けることを義務付ける法律が施行していた。今回はこれが改正され、外国メディアも「外国エージェント」の登録対象となり得る。

この法改正は、米国でロシア国営メディア「ロシア・トゥデイ(RT)」と「スプートニク」が外国エージェントとして登録されたことに対する対抗措置とされている。

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