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弾道ミサイルは北朝鮮北西部の平安南道の平城市郊外の東側から発射されている。共同通信によると、日本政府は現地時刻で29日早朝に北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本の排他的経済水域に落下したとの見方を示している。
米政府内の情報筋は北朝鮮が弾道ミサイルの発射を実施したことを確認。
NHKによると、日本政府内の情報筋は、北朝鮮が3つの弾道ミサイルを発射したと確認した。最も日本に近いところに落下したのは、青森県深浦町の久六島から西方へ約210キロの日本の排他的経済水域内(EEZ)と見られるという。
弾道ミサイルが発射された平城市は首都平壌の北に20キロほど離れた衛星都市で学術調査研究所が集中しており、そうした中にはミサイル開発に参画している研究所もある。同市の近くに平壌空港があり、先にここからも発射が行われたという。
先に報じられたところによれば、日米軍部は北朝鮮の通信シグナルの活発度が高まっている事実を把握しており、ミサイル発射への準備が進められている兆候と受け止められるとしていた。特にこれは、ミサイルが地球に送るシグナルのシステムの働きをチェックしている可能性もある。
共同通信は日本政府内の消息筋からの情報として、ミサイルの発射が数日内にも行われる可能性があると報じていた。通信シグナルは同時に、定期的に実施される冬季軍事演習への準備とも考えうると捉えられていた。聯合ニュースは、韓国政府がミサイル発射の追跡用のレーダーを作動させたと報じていた。
北朝鮮は9月15日に最後に 弾道ミサイル「火星12」 を 日本海の方角に向けて発射している。今回の発射はそれからわずか75日後に行われた。