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スプートニクは平昌冬季五輪へのロシアのアスリートの出場可否に関する出来事の進展について、ロシア国家体育・運動・観光・青年事務委員会のミハイル・デクチャレフ委員長にコメントを求めた。
私たちには全く透明なドーピング防止システムがあり、ルールがある。ドーピング検査で陽性反応を出したアスリートは罰される。とはいえ、本人立会いのもとで2回めのドーピング検査を行い、弁護する機会は与えられる。誰かをドーピング使用で非難するという他のオプションは全く存在しない。しかし私たちが目にするものは、サンプルの容器に傷があるとしてアスリートに出場停止処分が下されるというものだ。アスリートの課題に容器の保存状態の監視は入っていない。アスリートはただ検査をパスする必要があるのであって、その後は何に対しても責任を持たない。
困惑は、独立した国際スポーツ機関が多数の刑事犯罪を漁る求める人の声明に依拠して1国全体のアスリートの運命を決めるという事実からも引き起こされる。ロドチェンコフ氏の運命は、米国から引き渡された後に裁判所が決めるべきだと私は考える。」
「過去1年半で私たちはロシア法に必要な修正全てを加えた。可能な作業すべてが成し遂げられ、ロシアの反ドーピングシステムは完全に改革された。私たちはこの悪への態度を変えた。ドーピングに対して私たちは全く不寛容だ。ドーピングと不公平なゲームがどれほどの悪をもたらすか若者に理解させるため、膨大な量の作業が行われている。ロシアにとってドーピング・スキャンダルは非常に真剣な肯定的な変化の触媒となった。今日、私たちは世界のドーピングに対する戦いの一部になったと言える。ロシアで陽性反応を出すサンプルの数は0.5%未満で、これは世界平均より低い。このサンプルをどこに提出するのか?私たちは英国やスイスの検査ラボに提出する。つまり、私たちはこの1年半の間、全世界の管理下で生き、素晴らしい結果を示している。私たちのアスリートは潔白だ。」
スプートニク:西側のスポーツコミュニティがロシア人の出場停止処分と処罰を支援していると考えられている。海外のスポーツ連盟で異なる意見は聞かれるか?
ロシア下院にスポーツ仲裁裁判所(CAS)のエフライム・バラク氏が訪れた。バラク氏は2016年五輪のCAS特別反ドーピング委員会を率いた。バラク氏はちなみに、リオのパラリンピックでロシア代表に対して不利な仲裁の判断を下した人物だ。だが、モスクワを訪れて私たちが行った法改正を知り、バラク氏は感銘を受けた様子だった。私たちは全ての国際的な場や2国間会談で計画通りに、肯定的な変化とドーピングに対する厳しい態度について話していく必要がある。」
ロドチェンコフ氏について西側では、同氏がアスリートやトレーナーに、信頼性を明らかにせず薬物を自ら配布したことが知られている。しかし後になって、その薬物はドーピングだと認定。そして調査委員会の発表によると、ロドチェンコフ氏はアスリートのドーピング検査サンプルを破棄し、ドーピングプログラムを実施したとしてロシアを非難することで、反ドーピングセンターにおける自らの犯罪行為の結果を隠蔽したのだ。