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展覧会はロシアの紛争当事者和解センターと市当局が企画。開会式では参加者とゲストが戦争の犠牲者の冥福を祈り一分間の黙祷を捧げた。
女子学生のハヤトさんは記者団に「家が破壊されている時に悲しむ両親たちを描いた」と述べた。
ハヤトさんはさらに「別の一角では傷ついたシリア兵士、ここでは戦闘員が通学を禁止して学校は閉鎖。あそこには皆が苦しむ弾丸、みんなは病院に連れて行かれる」と述べた。
他の参加者モハマド・サイードさんは「戦争はいやだ。私たちの世代が建設者、教師、医師になれるように平和を望んでいます」と述べた。
もう1人のシリアの学生ムスタファ・デイシュさんは、テロとの戦いでシリアを助けている人が誰かをよくわかっているとし、「絵には僕達の学校。そこにはぼくたちを助けたロシアの国旗」と指摘した。
アレッポ市の代表、ラナ・ユセフ氏によると、子どもたちの絵からは、彼らが「大人たちよりも平和を求めていることが」伺える。
紛争当事者和解センターのアレクサンドル・ポチャニヒン氏は、展覧会のある絵について「未来を語る太陽がそこにはある。いくつかの絵にはすでに、平和を物語る鳩が現れ始めている。そして希望ー平和がこの土地で勝利するという私たちの希望、シリアの子どもたちの希望がある」と指摘した。
展覧会実施のアイデアを出したロシア軍は、子どもたちに絵の具やアルバムをプレゼントした。
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