スプートニク日本
IOC理事会は5日、ロシア・オリンピック委員会(ROC)を資格停止とする決定を下した。一方で、「クリーンな」ロシア選手については、五輪旗のもとで個人資格での平昌五輪参加の可能性が認められることになった。
ロシアのメダルが確実視されていたのがフィギュアスケートだ。平昌五輪日本選手団総監督で、日本スケート連盟フィギュアスケート委員長の伊東秀仁氏は「ドーピングは残念。ロシアは日本の最大のライバル国でもあるし、フィギュアに関してはほとんどトップ選手はロシアなので…」と戸惑いを見せ、「この先、ロシアの選手が個人で出られるかどうかは、国際スケート連盟(ISU)の判断もある。その結果が出るまでは分からない。見守るしかない」と話した。
また、日経新聞が伝えたところによると、日本カーリング協会の倉本憲男事務局長は、ロシアチームの出場の可否は分からないとしながらも、「日本チームにとってメダル争いのライバルなので、氷上でぜひ戦いたい」と話したということだ。
12月5日、IOC幹部はロシアに平昌五輪への代表団派遣を禁ずと決定。これをどう思われますか?
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) 6 декабря 2017 г.
この問題は日本のネットユーザーからも関心が高く、ニュースサイトやSNSに多くの意見が書き込まれている。「国をあげての違反行為、制裁があって当然」「連帯責任になる理由はわかるが、ドーピングしていない選手が気の毒」「個人出場で自分のために頑張ってもらいたい」という意見や、「あと3か月しかないのにオリンピックが盛り上がっていない」「もうそろそろオリンピックというシステム自体にムリがある。どうしてもやりたければ、種目別に開催国を分散させればいい」などと、オリンピック自体の意義を疑問視する人もいる。また、北朝鮮情勢の不安定さから、「開催されてもロシア以外に不参加国が出るのではないか」「日本も参加を取りやめたほうがいい」と心配する声もある。
もし日本が出場資格停止になった時、JAPANのジャージも着れない。優勝しても君が代が流れない。国を代表して…とか何も背負うものがない。
— ティルッツ (@ahohonoho_skate) 6 декабря 2017 г.
今回のロシアはそうなる。
国の代表として、じゃなくてただオリンピックに出場する選手。
こんな辛いことはない。
ロシアのオリンピック問題は第3国で参加したい選手とロシアとして参加しか考えられない選手と意見が別れそうとは思うけど、いずれの主張を持っている選手も認めてあげて、最良の方向で結論を出して欲しい。
— itsuko.s☆ (@Itsuko1250309) 6 декабря 2017 г.