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この写真を掲載したのはモスクワ在住のオクサナ・コロレヴァさん。オクサナさんは先週、地下鉄に乗った際に撮った写真を掲載したが、そのレンズがとらえているのは電子本ではなく、実際の本や新聞を読みふけっている複数の人の姿。
オクサナさんは、車両内ではWiFiが機能しているにもかかわらず、この乗客らはスマホ画面に漫然と見入ることなく、読書をしていると書き込んだ。そのとたん、この写真に驚いた世界中の人たちからたくさんの驚嘆の声が寄せられはじめた。
「こんな光景をアルジェリアでも目にする日が来るだろうか」と書いたのはラシード・ブジディさん。
「別世界だ!」と書いたのはアントネッラ・コスタンチーノさん。
「文明はまだ存在を失ってはいない」と得心したのはアレクサンドレ・トゥレヴェさん。
こうした称賛と共に、外国人ユーザーらからは今度は比較のために自国の車両内の写真が送られはじめた。そこにあるのはみんなが一様に手にしたスマホ画面をのぞき込んでいる風景。
一方でロシア人の中には、このように地下鉄で皆が読書をしている風景はロシアでも稀になってきており、多くの国と同様、書物ではなくスマホを手に握っているのが普通の光景となってきていると書き込む人も多くみられた。
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