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東京電力福島第一原発事故後、原発の再稼働や運転を禁じる高裁段階の司法判断は初めて。仮処分は直ちに法的拘束力を持つため、今後の司法手続きで覆らない限り、運転を再開できない。伊方3号機は昨年8月に再稼働し、今年10月からは定期検査中で現在停止している。来年1月22日に送電を再開、同2月20日に営業運転に入る見通しだった。
高裁は火山の噴火による危険について、新規制基準に適合するとした原子力規制委員会の判断は不合理だと指摘し、「住民らの生命、身体に対する具体的な危険の恐れが推定される」とした。
四国電力は高裁に異議申し立ての手続きを取る方針。