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科学誌『Nature』によると、この発見は多くの科学者の仮定を裏付けている。エボラ熱の生存者は一生を通じてウイルスに対する免疫を持つ。この研究は新薬の開発にも役立ち、エボラ熱感染後の潜在的な健康への影響を調べることができる。
1976年、エボラウイルスはコンゴ民主共和国の北東にある小さな村ヤンブクを襲った。318人が感染し、 280人が死亡した。
1976年の流行を生き残った患者すべての血中に、エボラウイルスの異なるタンパク質3つに強力に反応する抗体(「防衛的」タンパク質)の存在が判明した。言い換えれば、人々の免疫システムは、以前に扱ったことのあるウイルスを「認識」したのだ。
4人の免疫細胞は、ウイルスの新たな感染を防ぐことができる。これは、40年経ってもエボラウイルスからまだ守られていたことを示している。
実験に参加し、一連のテストを行った免疫学者のジーン・オーリンガー氏は「それは、本当に衝撃だった。私は、ウイルスへの抵抗を目にするだけだと思っており、抗体や他の強い反応を予期していなかった』と述べた。
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