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ラブロフ外相は、一連の諸国の政治プロセスへの介入でロシアが非難されているが、誰も証拠を提出しないと指摘。さらに英国のジャーナリストが、ロシアが介入を否定するとき、「世界の誰も信じない」と発言したことに次のように回答した。
「世界と言う時あなたはおそらく、西側社会を念頭に置いているのでしょう。そして西側社会でさえ、正気を持ち、偏見の目を持たない活動家が少なくない。どうぞ、例えば隣りにいるジョンソン氏は最近、英国のEU離脱を問う国民投票にロシアが介入したとする証拠がないとする声明を出しました。」
ラブロフ外相の発言を通訳を通して注意深く聞いていたジョンソン氏はすぐに、「上手くいった(介入)がなかった。私が思うに、これが適当なフレーズだ」と答えた。
ラブロフ外相はそこで、ジョンソン氏は反論しなければ、英国メディアのなかで評判が台無しになるのだと指摘した。
ジョンソン氏は激しく言葉に詰まりながら、ラブロフ外相の評判も心配していると述べた。
ジョンソン氏は「あなたが我々の国民投票や選挙へのロシアの介入の試みを認めることは、非常に重要だと思います。どんなものであったにせよ、それは不首尾に終わったものです」と続けた。
さもなければ「すべてが全く違ったことになっていただろう」とジョンソン氏は付け加えた。
ラブロフ外相は、こうした非難は証拠で補強する必要があると改めて主張した。
ラブロフ外相は「事実なしで話すことは非常に難しい。あなたはそちらの西側仲間でこれら全てを考え出したようですが、残念ながら、あなたはそのテーマに囚われています。自身が登った塀の上から降りることはとても難しいものです。」