スプートニク日本
実験では、最も人々が気にしているテーマを知るため、英国の国民健康サービスのウェブサイトで性的健康に関するセクションの質問のデータベースを使用した。チームが確信するところ、人々が自身の問題について医師に尋ねることに気後れを感じ、おそらく検索サイトやアシスタントに頼ることになる可能性が高い。そこでチームは、SiriやGoogle Assistantの答えを調べた。
研究を率いるニック・ウィルソン氏は、結果は感銘するもので、双方とも質問に対し、信頼のおける情報源からの情報で回答したと述べた。一方で深刻な問題としては、Siriがいくつかの言葉を理解しないか、全く質問を無視する事がしばしばあったことが挙げられた。最も良い答えを出したのはグーグルアシスタントだった。
しかし非営利団体「Advocates for Youth」のブルック・バトラー氏はこうした問題に人工知能(AI)を用いることに懸念を示した。バトラー氏によると音声アシスタントに避妊法を尋ねると、ただ「カレンダー法」についての記事のリンクを出すだけだ。そのため、バトラー氏はこうした問題をSiriやGoogle Assistantに尋ねることを全く推奨しない。