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これより前にラジオ局「Business FM」が同容疑者と連絡を取ることに成功しており、その話の中で容疑者は工場を「取り上げられた」と主張していた。容疑者をよく知る人物も、数年にわたり事業を奪おうとする動きがあったと話した。
捜査当局によると、アヴェリヤノフ容疑者は現在の工場経営幹部と「口論」になったため発砲し、1人を殺害した後、身を隠したという。なおモスクワ検察庁側は、裁判職員が負債徴で工場を訪れたときに銃口を開いたと説明している。
いずれにせよ発砲事件は27日午前に発生し、その後容疑者は武器となったカービン銃を捨て、非武装の状態で行方をくらませた。警察による工場敷地内の捜査を経て、内務省はモスクワ市内における容疑者の捜索と身柄確保のための特殊計画を立ち上げていた。