スプートニク日本
研究結果がニュースサイト「Phys.org」に掲載されている。
1998年に落下した2つの隕石の内部にある岩塩の結晶をX線で撮影したところ、結晶の中にアミノ酸や炭化水素、有機分子が存在することが判明した。これらの物質は、地球上で生命が形成される際に重要な要素。
研究者らは、隕石の結晶内の分子は約45億年前にできたものとしている。この分子が形成された場所は、火星と木星の間にある小惑星帯に位置する準惑星ケレスだったと推測されている。
今回の発見は、原始的な生命が太陽系の他の場所にもかつて存在し、小惑星などの破片に乗って惑星間を移動していた可能性を示すものだと研究者らは考えている。
関連ニュース